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優しさと思いやりのカフェ。ぼくと「SLOW」の繋がり

あなたには「行きつけの店」はあるだろうか?

 

ぼくも新卒で会社員になったばかりの時は、すごく憧れていたのを覚えている。

しかし、一人で飲み屋街やおしゃれな通りを歩いて、

いい雰囲気のお店に何日間か通っても「行きつけの店」と呼べるお店はできなかった。

 

あの頃、なぜそう呼べるお店ができなかったのかは分からないけれど、

僕にも最近「行きつけの店」と呼びたいお店ができた。

 

最近越谷にできたカフェ「SLOW」。

まだグーグルマップにも記載されていないぐらい新しいお店だが、

こういうお店を求めている人はすごく多いのではないだろうか。

最近越谷にもおしゃれなカフェは増えてきたが、

どちらかというと静かに過ごすことができるお店が多い印象がある。

もちろん、ぼくも読書や作業をするためにそういうお店をよく利用させていただくが、

「SLOW」には人との繋がりに居心地の良さを感じることが多い。

 

「SLOW」の看板には【PLANT BASED CAFÉ(植物ベースのカフェ)】と書いてある。

最近雑誌やSNSでよく「ヴィーガン」という言葉を目にするが、

これは絶対菜食主義者・純粋菜食主義者のことを表す。

店主のヒロシさんは宗教、国籍、人種に関わらず来店してもらいたいという思いから、

お店で出すものは全てヴィーガン仕様にしている。

 

僕が初めてこの店に訪れた時にはフードメニューはまだ少なかったけれど、

行くたびにパワーアップしている様子は、見ていてとても楽しい。

写真は午前11時まで販売している「オートミール」。

「オートミール」は近年人気を集めているグラノーラの原料となる穀物で海外では朝食として一般的だ。

 

お店は越谷駅から徒歩5分ほど歩いた、旧日光街道沿いの「新町八幡神社」の正面の通りにある。

内装はすごくシンプルだが、テーブルと椅子が綺麗に並べられているわけではない。

どの席に座っても誰とでも会話ができるように、それぞれがちょうど良い距離感で並べられている。

すごくオシャレにも関わらず、どこか自分の部屋のような雰囲気も感じる。

店主のヒロシさんはもともと別の仕事をしていたが、

昔からやりたいと思っていたカフェのイメージを働きながら蓄え続け、

物件を決めてから約1年で「SLOW」を、たった一人で開業した。

 

回転率などを気にする昨今の飲食業界ではあるが、

「SLOW」ではお客さんにゆっくりしていってほしいという思いが

店名にも内装やインテリアにも込められている。

「どうして越谷で開業したんですか?」というKOSIGAYAZINEの質問に対して、

「たまたま」と答えるぐらい正直なヒロシさんに、

何を間違えたか、僕は「ヘンなやつ」と呼ばれている。

(完全に否定できない自分がいないこともないのですが…)

 

そんな僕にも、ヒロシさんはいろんな人たちを紹介してくれる。

プロの写真家の方から近所のお子さんまで。

オススメのお店も紹介してくれるし、

仕事の話も、プライベートの話も、内容の薄い話も聞いてくれる。

そして、帰り際には「頑張ってね!」と言って送り出してくれる。

 

そんな店主に会うために、またお客さんが顔を出すのかもしれない。

記事についてほとんど口出しをしなかったヒロシさんだが、

「今まで来てくれた人達と紹介してくれた人達に“ありがとう”っていうのだけは入れといて」と僕に言った。

他の人たちがヒロシさんとどんな関わり方をしているのか僕には分からないけれど、

この言葉を聞いて、皆さんと素敵な関係性を築いていることが想像できる。

 

ここに行けば「あの人」がいる。ここに行けば新しい出会いがある。

そう思うと毎回行くのが楽しみになりませんか?

「SLOW」は僕にとってそんなところだ。

 

ヒロシさんにこの記事を見せたところ「いいんじゃない」と言ってもらえたので、

今日からここは僕の「行きつけの店」です(笑)

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