【埼玉県越谷市宮本町】理想のお店をつくりたかっただけ。自家焙煎 珈琲豆専門店「オリティエ」店主のこだわりとは
記事提供:埼玉ベース(@KOSHIGAYA02 )さん
「駅近でやりたいというこだわりは、まったくありませんでしたね。」
そう語るのは珈琲豆の専門店、オリティエのオーナーであるサノさんだ。
越谷駅から徒歩20分以上かかる場所にお店をオープンさせ、確実に地域でファンを掴んできた。オープン当初から客足は伸び続け、今月21日にお店は2周年を迎える。
今回はそんな地域に根付くプロのお店のこだわりと、愛される秘訣はどこにあるのかを探って来ました!
●コーヒーロースト オリティエ代表:サノさん
●埼玉県吉川市出身
●お菓子メーカー→不動産→を経て珈琲の業界へ
自家焙煎の珈琲豆専門店にて2年半店長を勤め後、コーヒーロースト オリティエをオープンさせる。
●埼玉ベース:編集長 モリ
ーー始めにコーヒーロースト オリティエのサービスを教えて下さい。
サノさん: オリティエは珈琲豆の専門店としてオープンしました。ウチの強みはなんと言っても注文頂いた豆をその場で焙煎しているので、最高のコンディションでお客様にお渡しできる事です。また本来豆は大きな機械で大量に焙煎するんですが、購入頂いた適量を丁寧に焙煎してます。豆の種類は30種類前後ご用意してるので、細かな要望にもベストな提案をしています。
ー「苦めが好きなんです」と伝えるとお勧めしてくれたのはブルボンサンドライという珈琲豆。早速焙煎が始まった。ー
ーーこれだけ珈琲豆が揃っているのは初めて見ました。その場で焙煎という事ですが、時間はどれくらいかかるのでしょうか。
焙煎には10分から15分程お時間を頂いています。なのでこの時間に珈琲の美味しい淹れ方や、日替わりのサービス珈琲を淹れたりしています。
ーそう話すと早速珈琲の淹れ方をレクチャーしてくれました。豆を買って淹れ方までを実演で教えてくれるのは、オリティエさんならでは。
日替わりのサービス珈琲も販売している豆の中から淹れてくれている。ー
ーーこれまで自分で珈琲を淹れていましたが、教わったのは初めてでした。美味しい淹れ方は随所にポイントがあるんですね!
家でも本当に美味しい珈琲を飲んで欲しいと思っています。その為にはやはり豆がいいだけではなく、淹れ方もちゃんとお伝えしたいと思ってるんですよね。
こちらから勧めることは少ないんですが、より美味しく淹れるための珈琲グッズも置いています。中にはオリティエのオリジナルも用意してるんですよ。
お、そろそろ焙煎が終わりますね。
ーそう言うと焙煎機から豆を取り出して見せてくれました。こんがり色が付いて立ち込める湯気から挽きたての香りが広がる。袋に密封してもどんどん香りが広がって来る。ー
ーーサノさんの想いがこの時点でとても伝わってきました。独立したいと思ったのはいつ頃からでしょうか。
この業界に足を踏み入れて6年になりますが、まず1年半程で店長になりました。当時も自家焙煎の珈琲豆専門店で働いていたんですが、店長になってもやはり雇われでは思うような動きが取れませんでした。例えば豆の魅力を伝えるために自費でチラシやポップを作ったんですが、上の人間に勝手に作るなと止められてしまいました。
ーー自費でですか!熱いですね。
現場に出て働いている自分には何がお客さんに喜んでもらえるかが分かっていました。当時からsnsの活用も訴えてきましたが、まともに取り合ってもらえませんでしたね。
そうなった時にうだうだしてられないと思いました。あとはやっぱり男なので、自分の好きにやりたかったんです。(笑)
その後退職し、オリティエをオープンしました。
ーー聞いていて共感する部分は多かったです。サノさんは吉川生まれということですが、なぜ越谷にお店を構えたのでしょうか。
当時吉川で物件を探していたのですが、本当に物件がありませんでした。
そこで隣の越谷市で物件を探し始めたんです。そこでたまたま見つけたのが今のこの場所です。
ーーこの場所は新越谷駅と越谷駅の間くらいですが、どちらの駅からも徒歩25分程かかると思います。別の駅にしてでも、もう少し駅近にしようとは思わなかったのでしょうか。
駅近でやりたいというこだわりは、まったくありませんでしたね。僕はオリティエを、ここに来ればいつでも美味しい珈琲豆が買える、地元のお店にしたいと思っています。そう考えた時に立地はあまり関係ありませんでした。またこの場所は駐車場が広く、国道4号線も近いので車での来店がしやすいのも決めてのポイントでした。
あとは吉川、越谷で探していたというのもありますね。
ーーただこの立地だと、集客の面で困る事はなかったのでしょうか。
ありがたいことに独立する前のお客さんが通ってくれたり、近隣の方の口コミが広がり、そこまで困るということはありませんでした。
折り込みをしたのもオープン時のみなんですよね。ただできることは今でもしっかりやっています。
インスタグラムやツイッターなど、snsでも集客することができます。会員の方には月に一回のDMセールや、お知らせもメールとハガキ両方でお知らせしています。
ーーハガキですか?
メールって意外と見逃してしまいますよね。またご利用頂いている客層を分析すると、ハガキを好まれる世代の方にも多くご来店頂いているんです。
ーー確かに僕もメールでキャッチしたい情報を逃していることがあります。それにこのエリアだとハガキの方が嬉しい人も一定層数は居そう。
snsでお店のニュースやイベントへの参加を告知していますが、スマホで情報を追わない人もいると思います。そういった方向けに毎月お店ではフリーペーパーを発行していて、今では楽しみにしてくれている方も増えてきました。
あと僕が行って良かったと思うお店を勝手に紹介したりしています。(笑)
ーーお店は今月2周年を迎えますね!新たに取り組んでいきたい事などはあるのでしょうか。
今後はオンラインショップを開設して、お店に来れない方にも美味しい珈琲を届けたいと思っています。
ただ今は来てくれるお客さんを大切にしたいので、もう少し先になりそうです。
また最近では少しずつ豆の卸も行なっています。使ってもらえるのが嬉しいので、利益は特に考えていません。(笑)
ーーオリティエさんが愛されている理由と、駅近でなくても集客が上手くいっている理由がよく分かりました。本日はありがとうございました!
まとめ
今回話を伺って、オーナーであるサノさんの熱い気持ちに触れることができました。
肝心な珈琲豆を帰ってすぐに淹れて飲みましたが、新鮮な珈琲豆で淹れる珈琲は香りやコクが格別に美味しかったです。
住所:埼玉県越谷市宮本町3-172-1
TEL:048-969-5666
FAX:048-969-5667
営業時間:11時~19時
定休日:毎週水曜・第三火曜
HPはこちら
本記事の提供元はこちら
埼玉ベース:@KOSHIGAYA02
運営者:@feeling052
Sponsored Links
お問い合わせ CONTACT
KOSHIGAYAZINEへのご相談は、
お気軽にお問い合わせください。
担当者よりご連絡いたします。