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蒲生のワインバー・アンバランス 愛好家も初心者も垣根無く通える隠れ家的なお店

蒲生のワインバー・アンバランス 愛好家も初心者も垣根無く通える隠れ家的なお店

『ワインバーは敷居が高そう。』

確かにそぅ感じる方もいるかもしれないけど、越谷市の蒲生と言う急行も止まらないローカル駅には初心者にやさしいワインバーがあると言う。

■ ワインバー アンバランス
住所: 埼玉県越谷市蒲生寿町17−10
電話: 048-972-4500
営業: 18:00~24:00
定休: 日曜日

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お店は蒲生駅からすぐの場所にあり、その通り自体ディープな香りが漂う。

夜の温泉街のような雰囲気が何とも言えない。

お店はこの2階。

では、階段で上へ。

階段を昇ると見えてくる扉。
初めての扉を開けるにはちょっとした勇気がいるものだけど、いつだってここから新しい世界が開かれる。

さぁ、扉を開けて中へ。

落ち着いたカウンター席。

アンバランスはカウンター席のみのお店で、そこに座れば実に落ち着いた居心地、雰囲気を感じられる。

オーナー渡辺さん。

7年目を迎えたアンバランスは、元美容業界と言う異業種のオーナーが開いたお店。飲食経験ゼロで始めたと言う異色の経歴なれど、ワインをあまり知らなくても丁寧に教えてくれる接客と共にお客さん達が足しげく通い、地元に愛されるお店として根付きだしている。



うれしいのは、ここはグラスで飲めるワインが多いこと。ワインは実際に飲んでみないとわからないから、少しずつ色々なワインを飲めるお店は重宝です。 

ワイングラス。

数の多いワイングラスは飲むワインによって形が違う。左には九谷焼のワイングラスまであり、このグラスはワインの色が写りこみ、カウンターに星が見える。これだけのグラスを直に見ると、圧巻ですよ!

では、そろそろ今宵飲むワインを選びましょうか。

ワインは当然自分のお好みで決めるものだし、オーナー自身もそう言う接客をしながら導いてくれるのだけど、初心者としてはざっくりと自分の好みを伝えて、ほぼオーナー任せ。

本日のおススメにワインセットもあり、色々聞いてみます。

『おススメの白、どんな感じですか?』

えっと…アルザスの白ワインらしい。

それでお願いします!

注いでもらう。

カウンターでの、このちょっとした仕草がいい。

キューン・ピノブラン。
オーナーのテイスティングでは、『フルーティな香りに、コクがありますね。』

『あぁ、甘すぎないのがいいですね。』
いい酸味に甘すぎずのテイスト、自分の好みです。

ここはチャージとしてパンが付きます。
しかも、お代わり自由。



このパンにつける硫黄が香るヒマラヤ岩塩とオリーブオイルが、クセにある味。これだけでも美味しく、初めて味わった時は衝撃でした。

フェウド・デュカーレ。
『次は口当たりいいですよ』

お!確かに軽い口当たりで飲みやすい。注文したレバペーストと一緒に合わせながら飾らず気取らず、すっかりカウンターでリラックス中。

隣では予約したお客さんが2名、楽しんでいます。
間隔を取りつつ時折会話をはさみつつ、各々のペースを過ごします。

オーナーがこのあたりを気配りよく接客してくれので、カウンターで和気藹々にもなれば、ひとりの時間が好きなお客さんはその時間を大切に出来ます。

では、3杯目にいきます。

パナメラ カベルネ ソーヴィニョン。
プラムやイチゴの香り、これジャム系ですね。濃厚で落ち着いた味と甘さ。

ちょっと、じっくり飲みに切り替えましょうか。

…そう言えばアンバランスは当初、日本ワインのイメージが強く実際に色々と飲ませてもらって、『日本のワインも美味しいんだな』と感じたものです。

甲州ワイン専用のタンブラー。
写真は以前のものですが、甲州ワインはこの専用タンブラーで気分良く飲んだ記憶が。

そして、ここはワインバーなのにおでんが出る事もあります。

おでん。

牛すじで出汁を取ったおでんですが、実は赤ワインと合うんです。最初は『えっ?!』と驚きましたが、どうやら出汁と赤ワインの相性がいいようです。

こうやって初心者でも通うごとにアンバランスの世界観にはまっていくのですが、今ではオーナーお任せのワインが、自分には安心して飲めるものになっています。

さて、3杯目が無くなった。次はどうしようか。

『良かったらどうですか?』

折りしも今日は、アンバランスオープン7年目の日。

オーナーと色々話しているうちに『もぅ6年経ったのですね!』と感慨深いものを感じ、隣のお客さん達はそのお祝いに集まったようです。本日はご相伴にあずかります。

オーナーが隣のお客さんが入れたボトルを開けています。

この仕草、大人の色気を感じますね。こ言う所作もお店の雰囲気を作ります。

九谷焼のワイングラス。

『せっかくだから、九谷焼のワイングラスで。』

九谷焼のグラスで飲むのは初めてです。

ワインが映り込み、まるで星のように。

雰囲気がぐっとムーディになりますね。

カウンターにもワインの星が見えます。

ティラミスでコーティングされたアーモンド。
これ、いい甘さですね。当然、ワインとも合います。

オーナーからは、『フランス・ブルゴーニュの美味しいピノノワールです。』

ちょっと、うっとりしています自分♪
濃厚、と言うより風味ですね。しっかりと余韻も楽しめます。こう言う時、お店に参加した気分になれるんですよね。

本日のワイン達。(隣のお客さん達の分も含みます)

ルーチェのセカンドラインに、先ほど頂いたサヴィニィ・レ・ボーヌもあります。

こうやってワインをあまり知らなくても丁寧に教えてくれるオーナーに、初心者や愛好家の垣根無くお客さん達が足しげく通ってくる理由がわかります。

冒頭で急行も停まらないローカル駅と記載しましたが、それは独自の文化を形成していると言う事。駅前にチェーン店が無く(少なく)、バラエティに富んだ個人店の多さは、飲食を好んで街をまわっている人にとってはたまらないもの。

自分の好きなお店を楽しんでいる時間は格別なのだから、魅力あるお店の紹介や人を連れて行ける人は実にスマート。だから、ローカルな情報を知る事は自分の魅力に繋がる、価値ある事なのかもしれない。

…何よりワインバーにスマートに入れるってちょっとカッコいいと思いませんか。

この1杯を味わう為に、蒲生に寄るのもいいですね。

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