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【草加】アーティスト・デザイナー「RIKKEN FACTORY」の素顔に迫る(前編)

【草加】アーティスト・デザイナー「RIKKEN FACTORY」の素顔に迫る(前編)

記事提供:パリッとポリっと@Yusan_paritto)さんより

地域を盛り上げている「人」をクローズアップするインタビュー

vol.02は草加でアーティスト・デザイナーとして活動するRIKKENさん

リノベーションスクールやものづくりマルシェ「つくりにおいでよ」の開催など

幅広い活動で草加を盛り上げるRIKKENさんの秘密に迫ります

前後編でお届けするインタビュー記事の前編ではRIKKENさんの生い立ちと草加での活躍開始、イベント「つくりにおいでよ」開催までをご紹介します

RIKKEN FACTORYとは

RIKKEN

RIKKEN「RIKKEN FACTORY(リッケンファクトリー)」代表。

草加を中心に活動しているデザイナー・アーティスト。

作品は特徴的で個性あふれる「モンスター」をデザインやアパレルで生み出している。

リノベーションまちづくりに参加し「キッチンスタジオ アオイエ」を4名の仲間と共に設立。

ワークショップも多数開催、草加を盛り上げる若手のホープ。

||さっそく質問ですが、その毛むくじゃらのお顔は素顔ですか?(笑)

RIKKEN(以下、リッケン):覆面です(笑)

ぼくが人見知りで緊張しいなのでサングラス感覚でつけています。

昔から写真に映るのが苦手で、嘘くさい笑顔の自分を見るのがすごく嫌でした。

活動をしていると写真を撮っていただく機会も稀にありましたが、それすらしんどかったんです。

そこで被り物を作ろうとしましたが邪道な気がしてなかなか踏み出せずにいたところ、

造形作家のbe art worksさんに出会ったことがきっかけでお願いして作っていただききました。

||普段から覆面をかぶった状態で活動しているんですか?

本当はかぶりたいんですが、視界も狭く何より暑くて(笑)

基本的には写真を撮るときだけかぶってて、普段は丸出しで活動しています。

||「RIKKEN FACTORY」という名前の由来はなんですか?

リッケン:学生時代のあだ名が本名をもじって「リッケン」だったので、そのまま使っています。

兄弟やチームで活動しているアート集団に憧れがあり、グループや組織のような名前にしたくて「FACTORY」を名前に加えて「RIKKEN ART FACTORY」という名前で活動を始めました。

ART(芸術)には「1点物」のイメージがあり、FACTORY(工場)には「大量生産」のイメージがある。

それぞれ対極的ではあるけど、いっしょにして特別な意味合いを持たせました。

活動しているうちに名前が長すぎると感じたため「ART」を隠して「RIKKENN FACTORY」になりました。

||アートやデザインを志すキッカケはなんだったんですか?

リッケン:小さい頃から勉強が嫌いで机やノートに落書きをしているような子どもでした。

同級生から絵を褒められて、なんとなく『自分の得意なことは絵を描くこと』と思い込み、絵の世界へ進むようになりました。

大学では絵画(油絵)を専攻していたんですが、実はそもそも油絵描くのが苦手で多分4年間で1枚も描いてないです(笑)

そこからは自分が興味のあること、好きなことをいろいろ試していました。

アーティストへの憧れはありましたが、在学中に様々な現実に直面しました。

自分より絵が上手い人がたくさんいる(分かってたけど)、天才肌の人もいる、すさまじい集中力で朝から晩まで制作している人がいる、卒業後アーティストで食べていける人は一握りだけ、その一握りの方々にお会いしてみるといろいろすごい。

そのような状況を目の当たりしていくうちに『アーティストとして成功する』『自分の絵を売って生活していく』という自分自身のイメージがしにくくなりました。

そこから自分なりに考えた結果、数万数十万円の作品は売れなくても数千円のTシャツだったら売れるんじゃないかと思い、アパレルブランドを作ろうと思いました。

普通はアーティストとして有名になって、作品がTシャツになって売られる。

自分の場合はその逆で、アパレルブランドで有名になってその後個展を開けばお客さんがたくさん来るはずだ、と考えました。アホ丸出しです(苦笑)

草加で活動する理由

アトリエには大きな絵が飾ってある
アトリエには大きな絵が飾ってある

||RIKKEN FACTORYが草加で活動するようになった理由を教えてください

リッケン:大学卒業後はネット販売や東京でのイベントやグループ展・個展が主な活動で、草加では全く活動していませんでした。

しかし自分で満足できる成果が出なくて悩んでいた頃、地元草加での活動に挑戦してみたいという気持ちになりました。

活動を開始してからはたくさん良いことや縁にも恵まれることがあり、草加で活動する機会が増えていきました。

今では草加の活動がメインになっています。

イベント「つくりにおいでよ」の開催

熱く語るRIKKENさん
熱く語るRIKKENさん

||リッケンさんが運営に携わっているイベント「つくりにおいでよ」を詳しく教えてください

リッケン:「つくりにおいでよ」は『つくる・つながる・ひろがる』をテーマにプロの職人や草加市内のクリエイターが集まって質の高いワークショップや「つくる」ことを主体としたイベントです。

過去の「つくりにおいでよ」では子供も参加可能な左官体験やプラネタリウム作り、ハーバリウム制作など多彩なジャンルのワークショップを開催しています。

ぼくは今までオリジナルデザインのシルクスクリーン体験や、イス・テーブルへのプリントなどのワークショップを行いました。

場所は新田駅東口にある新田ふれあいロード商店街で、今まで計6回開催しています。

クリエイター以外にも珈琲屋のレプラホーンさんや新田駅近くの白樺珈琲店さんなど飲食店の方にも参加していただきました。

||前回の「つくりにおいでよ」でリッケンさんのオリジナルデザインTシャツを作らせていただき、かなりの頻度で着用しています!

リッケン:ありがとうございます(笑)

リッケンさんのワークショップで制作したTシャツ
リッケンさんのワークショップで制作したTシャツ

||「つくりにおいでよ」を開催するきっかけを教えてください

リッケン:きっかけは左官職人として活躍されている金澤萌さんとの出会いですね。

アトリエを借りて2年目に金澤萌さんのアトリエLEADが上階に入居したんです。

『挨拶しなきゃな〜』と思っているうちに顔を合わせることもなく1年ほど過ぎてしまいタイミングを逃し続けてました。

ある日、工房から男性が出てきたので挨拶したら、その人は金澤さんのお客さんでまた挨拶しそびれちゃって(笑)

その数日後、やっと金澤さんとお会いする機会があってご挨拶とお互いのアトリエを見学しました。

そこでお互いに面白い活動をしているなって印象を持って、なにか楽しいイベントをやろうと「つくりにおいでよ」を始めました。

||前半はここまで!後半はリノベーションまちづくりへの参加やRIKKENさんの作品紹介をご紹介します。

RIKKEN FACTORYさんのご紹介

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