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働くパパママのお手伝いをしたい。北越ぎょうざの永倉さんが描く「これからの働き方」

北越谷駅から徒歩5分。2015年9月18日にオープンした「北越ぎょうざ」は「こしがや愛されグルメ」にも認定されたテイクアウト専門の餃子店だ。

今回は北越ぎょうざの店主でありフードコーディネーターの顔も持つ永倉さんにお話を伺った。ワーキングママとして子育て真っ最中でもある永倉さんを突き動かすのは働く親をサポートして良いモノを次の世代に残したいという強い思いだった。

シフォンケーキから餃子へ

ーーオープンは2014年とのことですがどのようなきっかけがあったのでしょうか。

もともとは静岡でシフォンケーキとジャムのお店をやっていたんです。週3日と営業日は多くなかったのですが、大手百貨店のマルイさんから声をかけていただけるくらいには順調でした。

でも東日本大震災で津波もあり、私がいた街も人が流出してしまいました。近くの小学校も津波の危険区域。いろいろと考えて私の故郷であるこの越谷に戻ることを決めました。そのころの越谷は人口もうなぎのぼりでしたし、商売をするにも良いと思ったんです。

でもそのときに元夫が餃子のお店をやりたいと言い出して。それがきっかけで北越ぎょうざが始まりました。私はまさかと思ったんですけどね(笑)

ーーシフォンケーキから餃子とは、ふり幅が大きい…。よく決断できましたね。

フードコーディネーターとして働いていましたしね。以前お店をやっていた経験もあって、なんとかやっていけてます。シフォンケーキには多少の未練もあるので、実はいつか安定したらやってみたいという気もちょっとありますけどね。

良いモノが売れるには地域の要望をすくいとることがカギ

ーーフードコーディネーターとしてのお仕事も続けていらっしゃるんでしょうか。

お店もあるし子供もいるしで企業さんとの大きなお仕事はできなくなっていますけど、このあたりでできるお仕事や単発のお仕事だけを受けている状況です。

最近だとせんげん台にオープンした「フラッフィーカフェ」のお手伝いもしています。パンケーキのお店なんですけど、とってもおいしいんですよ。

ーーイケメン店長のパンケーキ屋さんですよね。噂は聞いています。メニューの提案や相談などで関わったのでしょうか。

 イケメン店長! 本人が聞いたら喜ぶと思います(笑)

あまり注文されないのに手間のかかるメニューを思い切って削るとか、結構いろんなとこをバッサリやらせてもらいました。お店って人件費が一番かかりますからね。あとはランチを始めるという提案もしましたね。やっぱりお店を知ってもらうことが重要ですし。

フードコーディネーターではありますがコンサルに近い立ち位置ですね。動線を考えた厨房の配置、お店の立地なんかに関わったりもします。地域の要望をすくいとることができないと、どんなに良いモノでも売れなくなってしまいますからね。

ーー地域の要望ですか。たとえば越谷だとどんな要望があるんでしょう?

越谷と行っても広いですからねぇ……。

たとえばフラッフィのあるせんげん台だと若い人やママさんが多いです。獨協埼玉とか県立大とかありますしね。若い人向けにはランチが必要だと思って提案しましたし、ママさん向けにオムツかえシートやキッズスペースも作るべきだと言いました。

北越ぎょうざのある北越谷になるとご年配の方が増えます。文教大学生もいますけど、北越ぎょうざのある東口側はそこまで学生が来ないですね。ご年配の方とファミリーが多い。だからSNSよりチラシのほうが集客効果が高くなるんです。

テイクアウト餃子が親の助けになれば

ーー北越ぎょうざは地域のどんな要望をすくいとっているのでしょうか。

北越ぎょうざは安心安全。小さいお子さんも含めて誰でも食べられます。業務用の特別な食材や調味料は使っていません。一般に手に入れられるものだけで作っているんです。餃子のジューシー感を出すためによく使われるラードとかも入れていないのであっさりしています。

今は両親が共働きってことも多いですよね。だから手がかけられない。でも子供には安心で安全なものを食べさせたい。でもあまり高いものだと生活もつらいし、かといって丁寧に調理する時間もない。

北越ぎょうざは材料はすべて国産で安全ですし、焼けばすぐに食べられます。買ってそのまま出せるほうが楽ですけど、親としてはちょっと罪悪感を覚える部分もありませんか? 餃子を焼くっていうワンクッションがあることで、その罪悪感もないんじゃないかなって。

ーー罪悪感、痛いほど分かります……。

 私も親なので分かるんです。買っても自分で焼くだけで罪悪感って変わるんですよね。焼き立ても食べられますし。

値段も比較的安く買えるようにしているので、忙しいパパママの助けになればと思っています。

自身も“働く親”の一人

ーーお子さんもいらっしゃるとのことですが、お店にいることが多いと預けるのは大変ではないですか?

確かに預けることもありますが、実は土日はお店に子供を連れてくることもあるんです。段ボールでおうち作りとかしていて楽しんでいて、昔の商店みたいな感じです(笑)

今のところお客さんから大きな苦情はないですし、むしろほとんどのお客さんが遊んでくださるんですよね。

ここで働く人もやっぱりママが多いので、みんなの子供も連れてきてOKって言っています。これからはそういう働き方って必要だと思うんですよ。もちろん職場次第ですけどね。うちみたいに子供を連れてきて働けるんだったらそれでいいんじゃないかって。

ーー子連れ出勤も話題になりましたよね。オフィスでは退屈しそうですが、こういうお店なら連れてこられた子供も楽しそうです。

楽しんでますね。人見知りしないし、本人は仕事しに来てると思ってますよ。

レジに貯金箱を貼り付けて、お客さん来たら「いらっしゃいませー!餃子買ったらここにお金入れてくださいー!!」って叫んでたこともありました。いやいや……って思いましたよね(笑)

ーー将来は店番もやってくれそうですね。

そうですね。子供が店番するのもおもしろくていいんじゃないかなって思うんです。レジなんてきっと子供も打てるでしょうし。職業体験って言うか、小さいころからそういうのを体験するって、なんかいいなぁって。

北越ぎょうざには家庭感がある

ーー北越ぎょうざは働く親へとの思いで作られたとのことですが、具体的にはどんな餃子なんでしょうか。

北越ぎょうざは豚肉、キャベツ、しょうが、にんにくで作っています。シンプルな具材で素朴な味が特徴ですね。豚肉は6種のハーブで育てているため、栄養価が高くヘルシーです。にんにくは少なめであっさりした味なので、体調や体質にもよりますが、平日に食べてもらっても翌日の仕事に支障はないと思います。

一般に想像する味の餃子は「男前餃子」です。こっちはお肉が5割入っていて、にんにくも通常程度入っています。あとニラも入ってますね。普通にお店で食べる餃子の感覚ならこっちです。

ほかには越谷ねぎを使った「越谷ねぎ餃子」もあります。

ーー(店頭でお話を伺っていたので)先ほどから越谷ねぎ餃子を求める人が多くいらっしゃいますね。

今日の分はすでに完売していて、本当に申し訳ないです……。お花見やイベントなどで予想以上に売れてしまったんですよね。

餃子はあまり作りだめしていません。新鮮なうちに食べてほしいですしね。焼き餃子も注文をもらってから焼いています。

特に越谷ねぎ餃子は週に一度しか作っていません。だから今は特にストッカーもガラガラで。

越谷ねぎ餃子は金曜なら確実にあるのでそこを狙っていただいても良いですし、どの餃子もお電話いただければ取り置きするので活用してもらえれば。大量注文でもお受けしてます。

ーー生餃子と冷凍餃子があるんですね。

越谷ねぎ餃子以外はどちらも用意しています。半々ぐらいで売れていますね。生餃子しか買わない方もいますしその逆も。

正直に言うと北越ぎょうざの皮は生のほうがおいしいので、餃子をゆでるなら生のほうがおすすめです。生餃子は野菜のシャキシャキ感が楽しめるというのもありますしね。でも冷凍餃子は冷凍することで野菜の水分が出て食感は減りますが、ジューシー感は増すんですよ。だからどちらもお好みで選んでいただければと思っています。

男前餃子だと冷凍のほうがジューシーさが出ておいしいかもしれません。

越谷ねぎ餃子はねぎの甘さと風味、それからジューシーさを出すために敢えて冷凍しています。生は売っていないんですよ。

ーー北越ぎょうざにはタレがついていないみたいですが、何をつけて食べるのがおいしいですか?

まずはそのままで食べてほしいですね。

材料は国産品のみにこだわっています。各材料や燃料の値上げが続いていて、1年悩んだ末にうちでも値上げをすることにしたんですけど、それはどうしても味を落としたくなかったからなんです。

たとえばにんにく。数年で倍くらいの値段になりました。でもうちでは青森のにんにくを使い続けています。クラッシュするとフルーツのような香りがするんです。ふわっといい香りがするんですよ。もう今すぐ嗅がせてあげたいくらい(笑)

それからキャベツ。今の時期(4月)は春キャベツですけど、実は餃子には向かないんですよね。柔らかくて食感が違うんですよ。海外から輸入すれば近い食感で作れるとは思いますが、市場にあるものを使いたい。そこは譲れません。

だから1年を通してうちの餃子は食感が変わっています。まったく同じ味、同じ食感にはならないんです。それが国産の証拠にもなるかもしれません。

ーー家庭の味と同じですね。

家庭だと親の気力によるところも大きいですけどね(笑)

そういう味や食感の違いも含めて楽しんでもらえたらと思っています。だからまずそのまま食べてみて、そこからぽん酢なりお酢なりかけてみてほしいです。ちなみに私はお酢に真っ黒になるくらいコショウをかけたものをつけるのが好きです。

イートインやコラボで地域の輪を広げたい

ーー大和田にも店舗があると聞きました。さらに店舗を広げていく予定はあるのでしょうか。

広げていきたい気持ちはありますけど、今は子供もいますしね。

将来的にイートインのお店ができたらいいなぁとは考えますね。餃子とライスとかギョーザで一杯飲んでいくとか。越谷ねぎ餃子をメインにして朝から気軽に食べてもらう……なんてことも考えています。

子供が大きくなったらフードコーディネーターとしての仕事もしつつイートインにも手を出せたらいいかなぁと。

ーーイートインは良いですね。やるとしたら越谷市内ですか?

そうですね、越谷駅か北越谷駅か……。自宅や北越ぎょうざも含めて拠点が越谷なのでやっぱりこの辺になると思います。管理もしやすいし、もっと地域の人ともつながりたいとも思いますから。

ーー地域とのつながりはお客さんとのつながりでしょうか。

お客さんももちろんですが、お店とのコラボとか。実はとある有名店とのコラボも企画中で話を進めているところなんです。

それから実はふるさと納税の返礼品になることも決まりました。こしがや愛されグルメにも認証されています。この調子でいつか越谷ねぎ餃子をこしがやブランドに認定してもらいたいなという野望も持っています。

ーー越谷ねぎ餃子には越谷ねぎを使っているんですよね。

そうなんです。越谷ねぎってブランドとしての縛りがしっかりしている分、一般の流通量がまだまだ少なくて認知度が低いのが残念ですけど。

越谷ねぎって白い可食部分が多くて青い部分が少ないんです。甘くてみずみずしいのが特徴で、ねぎの水分量が減って作る量も落ちてしまう夏は敢えて作るのをやめてしまうくらいすっごくこだわって作られているんですよ。

ーー夏に越谷ねぎが作られないなら、越谷ねぎ餃子はどうなるんでしょうか。

去年の11月から始めてまだ夏を経験していないのでまだ確定ではないんですけど、夏期は越谷ねぎ餃子をやめようかと考えています。かわりに農家さんとお話ししてシソ餃子を作ろうかなと思案中です。2ヶ月程度の期間限定商品になるのでまだアイデアの段階ですけどね。

ーー農家さんとのつながりも多いんですね。

そうですね。農家さんとは直接やり取りすることが多く、お互い手を取り合っていきたいと思っています。

無添加って作る方にとっては大変なんですよね、手間暇かかりますから。

でも、添加物が入るのは仕方ないとはいえ、無添加のおいしいものがなくなるのはもったいないじゃないですか。今から何十年か後、子供たちの生きる時代に無添加の良いモノがなくなってたら寂しいなぁって。手間暇かかっても良いモノは次世代に残したい。そのためには同じ気持ちを持つお店や農家さんなんかで手を取り合っていきたいんです。

「無農薬は大変だけど頑張ってできたものはおいしいよね!」そんな気持ちでやっています。

素材にこだわり、安心安全な餃子を子供たちに食べてもらいたいです。母心、なのかもしれません。

今は親たちが疲れているなって感じるんです。それでも安全でおいしいものを子供たちに食べさせたい。そう思っている方たちに北越ぎょうざを使ってもらって、少しでも手助けになれば嬉しいですね。

北越ぎょうざ(本社・本店)

住所:越谷市北越谷5-8-5オレンジビル106

電話:048-940-0939

営業時間:11:00~19:00

定休日:水曜

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